【トイレリフォーム】業者価格を徹底比較してみた|便器交換工賃込最安が『生活堂』である理由

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【最終更新日】2020/01/12

 

この記事では、トイレリフォーム業者の工賃込み価格について解説しています。大手10社の費用を比較してみました。結論は「生活堂(ライフワン)」が最安という結果です。

 

第2位の「クラシアン」に関しては、HP上に表示されている商品が少ないことから、全般的に安いかどうかの判別が難しくなっています。

 

第3位の「交換できるくん(サンリフレ)」に関しては、TOTOウォシュレットがやや高いことから、3位の位置づけです。

 

量販店系で言えば「コーナン」の安さが目立ちますね。

 

以下、本文にてさらに詳しくご紹介していきます。

 

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【トイレリフォーム】業者価格を徹底比較してみた|便器交換工賃込最安が『生活堂』である理由

 

トイレリフォーム全10業者価格比較

 

では、ここから全10業者の価格調査に入りますが、調査条件は以下の通りです。

 

  • 交換用便器はTOTOのタンク式であり、(おそらく)日本一売れているトイレである『ピュアレストQR(KQ)』の手洗いバージョンとする
  • 温水便座はTOTOの壁リモコンタイプである『ウォシュレットS』、もしくはリテール(電化店・ホームセンター等の業務用商品)である『KMシリーズ』の同価格帯商品から選択する。選択できない場合は価格を補正する
  • 別途工事費が必要な上、工事費表記のない業者の工事費価格は、「サンリフレ」の工事費の約20%増しの「42,000円」(廃材処理費含む)とする。
  • 取り外した便器等の廃材処理費の表記が無い業者は、価格に残材処理費として「5,000円」を追加する

 

【1】ヤマダ電機

 

パック商品名 トイレ 温水便座 本体価格 工事費 廃材処理 合計価格
新型KQセット TOTO QR TOTO KM(TCF8YM67) 119,800(税別) 28,800(税別) 含む 148,600円(税別)

 

ヤマダ電機の「KQセット」のウォシュレットですが、ヤマダオリジナルリテールと思われ、詳細な性能や参考価格が判別できません。

 

しかし、パック商品であることから、他の業者が採用している標準タイプと同等品ではないかと仮定し、消費税を加えて最終価格とします。

 

ヤマダ電機 最終価格……160,488円(税込み)

 

【2】クラシアン

 

パック商品名 トイレ 温水便座 本体価格 工事費 廃材処理 合計価格
QRセット TOTO QR TOSHIBA(SCSSW311) 表記ナシ 含む 含む 100,500円(税別)

 

クラシアンは、TOTOウォシュレットをセット商品に表記していません。クラシアンがセットの温水便座に選定しているのは「クラシアンオリジナル温水洗浄便座」と東芝の「クリーンウォッシュ」です。

 

TOTOも取り扱い自体はしているようですが、あくまでも別途見積もり商品となっています。

 

そのため、以下の条件で価格補正します。

 

  • 合計価格から東芝SCSW311の実売最安価格(27,800円)を差し引く
  • 他業者が採用しているTOTO TCF8CM56の実売最安価格(36,486円)を加える。

 

さらに消費税を加えて、最終価格とします。

 

クラシアン 最終価格……117,226円(税込み)

 

【3】カインズ

 

パック商品名 トイレ 温水便座 本体価格 工事費 廃材処理 合計価格
おすすめパック TOTO QR TOTO KM(TCF8CM56) 表記ナシ 含む 表記ナシ 158,000円(税込)

 

カインズの「おすすめパック」ですが、温水便座のメーカー種別や型番の表記がありません。

 

しかし、商品写真のリモコンの形状や、TOTOオリジナル機能である「プレミスト」の表記があることから、KMシリーズの標準タイプをセット商品にしているのではないかと仮定し、価格は補正せず、廃材処理費を加えます。

 

カインズ 最終価格……163,000円(税込み)

 

【4】ジョーシン

 

パック商品名 トイレ 温水便座 本体価格 工事費 廃材処理 合計価格
TO-TO2 TOTO QR TOTO KM(TCF8CM56) 表記ナシ 含む 含む 160,000円(税別)

 

ジョーシンの「まごころリフォーム」の「TO-TO2」は商品および工事費等の価格補正が必要ありませんので、消費税を加えて、そのまま最終価格とします。

 

ジョーシン 最終価格……172,800円(税込み)

 

【5】交換できるくん(サンリフレ)

 

パック商品名 トイレ 温水便座 本体価格 工事費 廃材処理 合計価格
(セット無し) TOTO QR TOTO S1(TCF6542) 96,020円 34,800円 含む 130,820円(税込)

 

サンリフレの「交換できるくん」ですが、ピュアレストQRとのセットのウォシュレットが、ハイエンド商品の「アプリコット」とローエンド商品の「SB」のみとなっています。

 

しかし、”セット”と言ってもあくまでも「便器価格+ウォシュレット価格+工賃」という価格設定になっていますので、QRに「ウォシュレットS1」の価格をプラスし、標準工賃を足した額を最終価格とします。

 

交換できるくん(サンリフレ) 最終価格……130,820円(税込み)

 

 

【6】正直屋

 

パック商品名 トイレ 温水便座 本体価格 工事費 廃材処理 合計価格
激安価格 TOTO QR TOTO SB(TCF6622) 102,907円 別途必要 表記ナシ 102,907円(税込)

 

正直屋ですが、HP上では工賃表示が全くなく、別途見積もり扱いになっています。

 

また、ウォシュレットに関してもHP上には「ウォシュレットSB」の表示しかありません。

 

そのため、以下の条件で価格補正します。

 

  • 合計価格からTOTO TCF6622 の実売最安価格(27,000円)を差し引く
  • 他業者が採用しているTOTO TCF8CM56の実売最安価格(36,486円)を加える
  • 工事費(42,000円)を加える

 

正直屋 最終価格……154,393円(税込み)

 

【7】ビックカメラ

 

パック商品名 トイレ 温水便座 本体価格 工事費 廃材処理 合計価格
リフォームIパック TOTO QR TOTO KM(TCF8FM45) 表記ナシ 含む 含む 172,584円(税込)

 

ビックカメラの「リフォームIパック」は商品および工事費等の価格補正が必要ありませんので、そのまま最終価格とします。

 

ビックカメラ 最終価格……172,584円(税込み)

 

【8】ニトリ

 

パック商品名 トイレ 温水便座 本体価格 工事費 廃材処理 合計価格
タンク付きトイレパック TOTO QR TOTO KM(TCF8CM56) 119,000円 別途必要 表記ナシ 119,000円(税別)

 

ニトリの「トイレパック」は工事費の表示がなく、別途見積もりとなっています。そのため、工事費(42,000円)と消費税を加えて、最安価格とします。

 

ニトリ 最終価格……173,880円(税込み)

 

【9】コーナン

 

パック商品名 トイレ 温水便座 本体価格 工事費 廃材処理 合計価格
標準工事パック TOTO QR TOTO KM(TCF8KM67) 表記ナシ 含む 含む 128,000円(税別)

 

コーナンのセット商品となっているウォシュレットですが、ヤマダ電機同様、コーナンのオリジナルリテールと思われ、詳細な性能や参考価格が判別できません。

 

しかし、パック商品であることから、他の業者が採用している標準タイプと同等品ではないかと仮定し、消費税を加えて最終価格とします。

 

コーナン 最終価格……138,240円(税込み)

 

【10】生活堂(ライフワン)

 

ライフワンが運営する「生活堂」ですが、商品および工事費等の価格補正が必要ありませんので、そのまま最終価格とします。

 

パック商品名 トイレ 温水便座 本体価格 工事費 廃材処理 合計価格
QR8 TOTO QR TOTO KM(TCF8GM33) 表記ナシ 含む 3,800円 108,500円(税込)

 

生活堂(ライフワン) 最終価格……108,500円(税込み)

 

 

トイレリフォーム業者価格の注意事項

 

ここではトイレリフォーム業者の表示価格についての注意事項についてご説明します。

 

工事費不表示の業者にはまず確認を!

 

価格比較調査で取り上げた10業者中、2社が工事費不表示となっていたことがお分かりいただけたと思いますが、大半の業者が基本工事費を設定している中、このような業者に関しては、必ず事前に工事費を確認する必要があります。

 

「実際に現場を見て……」や「工事してみないと……」と言われるかもしれませんが、他の業者は工事費を表示している訳ですから、基本工事費すら教えてくれない業者に仕事を頼むのは、ちょっと嫌ですよね?

 

価格については遠慮なく、事前に確認しましょう。

 

トイレや水回りの専門業者はやはりお得傾向

 

比較10業者の価格をザックリ見ると、やはり家電量販店やホームセンターより、リフォーム会社、特にトイレや水回りの専門業者の方が、価格が安くなる傾向にあるようです。

 

その理由は「工事費」です。

 

家電量販店やホームセンターが工事を「外注」するのに対して、リフォーム・専門業者は(基本的には)自前の工事部隊を抱えています。

 

また、そのリフォーム・専門業者の本社や営業所が無い地域でも、リフォームの提携業者がいる場合が多く、基本工事費は同一で工事してくれることになっています。

 

 

トイレリフォーム業者の追加情報!

 

最後に、価格比較では取り上げられなかった業者追加情報をご紹介します。

 

①クラシアン

 

価格比較でも安定した”安さ”を見せたクラシアンですが、おススメ温水便座が「クラシアンオリジナル温水便座」というところが、他の業者とは違う最大の特徴と言えます。

 

「どうせ利益重視の安物……」と思われる方もいらっしゃると思いますが、ポイントは東芝製温水便座より価格が「高く」設定されているところです。

 

ということは、「東芝製よりは性能がいいです」と言っているのと同じことですよね。

 

TOTOウォシュレットと比べると、やや性能レベルは下のようですが、あまり性能にこだわらないのならば、考えてみてもよい商品かもしれません。

 

しかし、価格比較上位業者の中では、唯一、TOTO製品(ウォシュレット・タンクレスなど)がHPに載っていないことが気になります。「ピュアレストQR」が安いことは確認できましたが、それ以外のTOTO商品が安いかどうかの確認は取れませんでしたので、TOTOの製品を希望する場合は、必ず事前に価格を確認してください。

 

一方で、ご存知の通り、クラシアンは全国に営業所を持つ水回り専門業者の最大手工事!工事依頼やアフターサービスに関する心配がほぼ必要ないことは、やはり最大のメリットと言えます。

 

➁交換できるくん(サンリフレ)

 

ネットリフォーム業者大手のサンリフレですが、ライフワンと比較するとTOTO「ウォシュレット」の価格がやや高いように感じられます。

「ピュアレストQR」のみの工賃込価格ですと、

 

交換できるくん(サンリフレ) 生活堂(ライフワン)
77,444円 69,200円

 

という価格設定になっているのですが、「ピュアレストS(KM)」を追加すると、

 

交換できるくん(サンリフレ) 生活堂(ライフワン)
130,820円 108,500円

 

となり、価格差がさらに広がることが分かります。つまり、「ウォシュレット」の販売価格が生活堂より「高い」ということです。

サンリフレでのトイレリフォームを行う場合、可能であれば「ウォシュレット」はネット購入して、自分で取り付けるということを考えてもいいかもしれません。

 

③コーナン

 

量販店・ホームセンター系の中では群を抜いて安定した価格を表示しているのがコーナンです。

 

ちなみにホームセンター最大手の「コメリ」ですが、HP上でのトイレリフォーム商品の比較対象商品が少ないため、価格比較では除外しましたが、パナソニックのタンクレストイレである『アラウーノS2』で比較すると、

 

コーナン コメリ 交換できるくん(サンリフレ)
170,640円 188,000円 168,288円

 

となり、ここでもコーナンの安さがお分かりいただけると思います。

 

やはり独自の「リフォームセンター」が数多く存在しているため、工事費が安価に設定されているのかもしれません。

 

④生活堂(ライフワン)

 

価格比較で最安業者となった生活堂ですが、「ピュアレストQR」に限らず、どのメーカーのどの商品でも、安定した「安さ」を誇っています。

例えば、③のコーナンで価格比較したパナソニックの『アラウーノS2』の価格が、生活堂では「98,600円」と、群を抜いた安さです。

 

また、TOTOのタンクレストイレのスタンダードモデルである「ネオレストAH」で比較すると、

 

生活堂(ライフワン) 交換できるくん(サンリフレ)
233,800円 245,000円

 

と、こちらも生活堂の方が安いことが分かります。

 

生活堂に関しては、他の業者と比較しても、取り扱い製品の豊富さも群を抜いて多くなっており、メーカーや商品種類に困るということがありません。

 

その上、価格は他の業者と比べても比較的安価に設定されていますので、「言うことなし!」…と言いたいところですが、本社のある関西圏をメインに営業展開しているため、他の地域での取付工事範囲が「主要都市対応」となっており、”全国どこでも”という訳ではないのがネックです。

 

 

まとめ

 

今回はもトイレリフォーム業者の価格比較をしましたが、思った以上に各業者での取り扱い商品にバラつきがあり、完全な比較は難しい状態でした。

 

しかし、価格補正をかけたことにより、一応の目安は出来たと思います。
最後に、価格比較順位表を以下に表示します。

 

『トイレリフォーム全10業者価格順位表(暫定版)』

 

  1. 生活堂(ライフワン)
  2. クラシアン
  3. 交換できるくん(サンリフレ)
  4. コーナン
  5. 正直屋
  6. ヤマダ電機
  7. カインズ
  8. ビックカメラ
  9. ジョーシン
  10. ニトリ

 

以上の順位となりましたが、あくまでも「暫定版」となります。

 

今回比較したメーカーや商品以外では、その価格差や比較順位が変わる可能性が十分あります。

 

実際にご購入される場合は、くれぐれも事前の価格確認を忘れずに行ってください。

 

また、「ヨドバシカメラ」と「ジョイフル本田」に関しては、HP上ではほぼ価格が分からない状態となっていますので、今回は参考外となっています。

 

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